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ブルグミュラーコンクール東京12月ファイナル

来年以降もピアノの輪から参加者が続くことを願って、体験記をまとめました。

  1. 予選 保護者様への感謝
  2. 本選 当日、気をつけること!人気曲の傾向!会場の雰囲気
  3. 結果よりもプロセス

「いい経験になれば」

背中を押して下さったご家族の応援に支えられ、今年は4名ブルコンに挑戦しました。

後日談。

「上出来!よくがんばったね」

「あの緊張感で弾き切ったのは凄い!」

保護者様からお子様への温かいお声がけを伺い、感謝しています。

 

コンクール明けレッスンでMちゃんの

「コンクールってもっと簡単だと思っていた。次受ける時はね~」

という気持ち、素直ですね。

350席の美浜文化メインホールで表現豊かに響かせることは確かに難しいけど、次!と言え立派です。

小学校に貼りだされている目標にも、

「ピアノがうまくなりたい」

と書いてありました。

受けた意義があるように、これからのレッスンもいい演奏のための秘策を織り込んでいきます!


さて、予選から本選までは約1カ月半。

いかに真剣モードにするか、指導者の力量が試されます。

そしてやるだけやって迎えた当日朝の反応は、まあそれぞれです。

緊張を紛らわすために弾きまくる子、ブスーッと不機嫌になる子、「恐ろしい…」と呟く子…

見え方は違えどそれぞれの戦い方をしているのだと信じて、マイナスな空気を出されても影響を受けずドーンと構えることが当日気をつけることだと感じました。(私はできませんでした。)


 会場の雰囲気は、ソワソワ感が無く落ち着きつつも明るいものでした。

ロビーで受付後も楽譜に目を通したり、イヤホンで聴いて指を動かして過ごしている姿が見られました。お辞儀や歩き方も胸を張って堂々としています。

この凛とした立ち居振る舞いに、ピアノを習うメリットを見いだしてくださる親御さんもおられます。

 

選曲は、講評のアドバイスを直して深めて究めて本選も同じ曲を弾く子が大半。

アラベスク,牧歌,貴婦人の乗馬,タランテラが圧倒的に多い傾向です。高得点を狙える曲よりも、練習期間3ヶ月本人の気持ちが上がるのが一番!当教室は得意不得意を考慮した上で学びが多い曲を提案しますが、最終的には演奏する本人が選びます。

 

予選の結果発表は1,2時間後ですが、本選は該当部門総出演者約250名のため2日後です。

予選通過率約50%、本選で金銀銅トロフィー🏆がもらえるのはそれぞれ約5%。

気持ちで負けず上を目指して練習して、演奏の中身が濃くなったプロセスが何より嬉しいです。

 

実績を出さずに言うといい印象を与えないようですが、金賞を獲ってもお伝えしたいことは変わらず、

「結果よりも挑戦して得たこと、プロセスが大切」です。

一歩踏み出してくれた参加者に敬意を表し、講評で9.2点を出した指導法を伝えます。

アドバイスレッスンをお引受けくださったPTNA千葉支部の先生にも感謝申し上げます。

 

これからも、色んな曲を弾いていこう!